【夜色百題】


100全てを使うのが大変と言う方は、10づつの句切りでお使いください。 その他の使い方は、全体の使い方と同じです。

001:包み込むような藍
002:静かな歌が聞こえる
003:誰もいない
004:小さな灯が温もりを奏でた
005:はちみつとミルク
006:夢を見るために
007:瞬く星の祝福
008:吸い込まれるように
009:世界にひとつ
010:優しい月

011:帰らない人を待つ
012:静謐の檻
013:雨に眠る星
014:欠けた熱の在りか
015:ムーンストーン
016:冷たさを歩く
017:染み渡るように響く音
018:月虹の下
019:白い花を散らせた
020:見下ろす石畳に降り注ぐ

021:たったひとり
022:深く冷たく
023:吐く息の白さに
024:沈むような痛み
025:導く灯
026:濡れた視界
027:ひっそりと祈る
028:探すのは光
029:とどかない
030:今よりも美しい静謐を

031:猫の集会
032:今宵の客は
033:忍び寄る影
034:麗しの花
035:誰かが見ている
036:粋にゆらめく
037:キミと共に在りたい
038:叶うはずもない
039:愚者は初めからそこに
040:嘲笑う姫君のココロ

041:走り抜ける幼子
042:うさぎの標
043:道化師とつないだ
044:背を追って
045:月明かりの道
046:自由と重なる鎖
047:無垢な笑顔と作られた笑み
048:真っ白な精神
049:煌めくヴェールの向こう側
050:お土産を持って帰るよ

051:深遠
052:あわくふかいゆめのごとく
053:蝕む毒
054:堕ちてゆく
055:刻んだ欠片
056:苦く沈む
057:手のひらから零れ落ちた
058:薄氷の疵
059:いたみ(庇い隠しなかったことに)
060:しずく、ひとつ

061:おわれる
062:辿りつきたい光に手を伸ばした
063:迫る闇
064:安らぎかそれとも
065:呑まれてしまえば
066:降り注ぐ冷たい月光
067:誰もすくってくれやしない
068:いつまででも歩こう
069:しあわせのうた
070:始まりを目指して

071:甘く静かな睦言
072:あなたは去っていく
073:月がねむらなければいいのに
074:優しい手、偽りの指
075:なにもかも押し流す
076:あつい、くるしい、なのにしあわせ
077:独りではないと思い込む
078:かたい音がつなぐ絆
079:すりぬける幻
080:置いていかないで、おねがい

081:焦がれた、だから恋うる
082:この手に抱ける力がほしい
083:彼女は人形
084:私は磔
085:冷たい褥に横たえる体
086:花を、それでどうなる
087:痛みに泣く少女を抱きしめた雨
088:星など、月など、醜さを際立たせるだけ
089:いっそこの手で
090:路地裏の野良犬にさえ

091:眠ることがこわい
092:雨、それから花。
093:深遠の色
094:ふりつもる
095:どこへ行けばいいと言うの
096:誰かに呼ばれた
097:白い花弁が輝く
098:淡く朧な月の下
099:白く光る朝の前、深く沈む一番の暗さ
100:夜に溺れる


淡く、深く、包み込むように優しくて冷たい。